膝痛といえば多々疾患が挙げられますが、その中でも変形性膝関節症で悩む患者さんが多くおられます。

整形外科を受診しても鎮痛剤と湿布を処方されるのみで、

「膝の負担を軽くするため、ダイエットと筋トレはおすすめ。だが、膝には血管が少ないので、サプリメントの効果は期待できない。悪くなれば手術しましょう」とのこと。

 

 

 

 

膝痛は歩行時の過剰回内が原因のひとつ。

過剰回内とは、踵の骨が外に流れ、足首の内側が内方向に倒れている状態(図左)です。

この状態の時、鏡を見ると膝がつま先より内側に入っている(図右)のがわかると思います。

 

回内(プロネーション)という動き自体は着地の瞬間必要な動きですが、過剰回内はそれが回内しっぱなしになっている状態なのです。

この状態は外反母趾のみならず、いろいろな疾患につながる原因ともいえるものです。

 

先天的にこのような資質の方もおられますが、足の症状はそれだけで発生していることは希有です。

さらに後天的な無理な足の使い方(歩き方)も加わって、状態を悪化させている場合がほとんどです。